
疎植とは・・・
その一:土づくり Part 1
●2009年1月20日:圃場の土状況確認
まずはたんぼの土の状況を確認します。スコップで耕磐層まで掘り起こします。
写真では分かりづらいですが、耕盤層までは約18cm位(左下)。
右下は株を引きはがして根のはり具合を見たところ。この写真で分かる様に根は耕盤層の6~7cm手前までしか行っていません。ということはこの6~7cmがじょじょに踏み固められていった硬い層なのです。
この硬い層を破壊し、耕耘しなければなりません。
そこで登場するのが・・・
ジャジャーン・・・!!
これ、スガノ農機さんのスタブルカルチというものです。
むか~しむかしに牛に引かせたスキの親玉といったところです。興味の湧いた方はスガノ農機㈱さんのHPを見て下さい。
トラクタの方はこの作業にはうってつけの当社自慢のセミクロトラクタ AT50です。50馬力有ります。
さて、これで早速耕耘・・・といきたいところですが、そんなに簡単では有りません。まず耕す深さを正確に設定します。
しっかり深度18cmに設定したところで耕耘スタート!!
写真右側の人物は井関で疎植の神様と唄わている人物です。
神様の見守る前で耕耘始めましたが、早速、土を引きずりストップ!!
どうやら最初の調整が甘かった様です。再度調整しスタート。
この写真分かりやすいでしょ!?
右側のグレー部分が硬い層です。ツメでえぐられた事が見てとれます。根っこはグレー部分手前で止まってます。
この調子でガンガン耕耘し、アッ!!という間に作業終了。
50馬力セミクロでの耕耘はよゆうのよっちゃんです。
本日の作業はここまでです。しばらくはこの状態で放置します。
★筆者の感想★
私(筆者)は普段デスクワークですので細かい事は全然知りませんでした。そこで、作業中に思った事、感じた事をいろいろと疎植の神様に質問しました。
質問その一:この作業は高馬力トラクタとスタブルカルチでなければ出来ないのか!?
答:低馬力トラクタと他の作業機でも可能です。他の作業機にはプラソイラというものも有り、トラクタの馬力に応じた大きさのものを使用します。(スガノ農機㈱さんHP参照)
質問その二:耕耘前の調整は厳密にしなければいけないのか!?
答:必ずしっかりと調整しなければなりません。調整不足は耕耘不足(硬い層の破壊不十分)や土のかたよりの 原因となります。せっかくの作業機も宝の持ち腐れとなりますので知識の有る者(ヰセキセールス等)に必ず事前に聞いて下さい。
質問その三:セミクロトラクタでなければならないのか!?
答:通常のトラクタでも可能ですが、今回使用した様な大型作業機は牽引時抵抗が大きくタイヤではうまく牽引しづらいでしょう。低馬力トラクタでこの作業を行う時は必ずその馬力で牽引可能な作業機を使用して下さい。作業機は大小いろいろ種類が有ります。
筆者感想:今回はパワーの有るトラクタを使用したので、特に調整不足の結果(耕耘した土がきれいにはけず引きずった)が顕著に出ました。もともとシンプルな作業機なだけにそんなちょっとした事(ツメの進入角)で問題になるとは思いませんでした。再調整後は何事も無かったかの様にスイスイと行き問題解決!!これは知識の有る者もしくは経験者に聞かないと問題解決にえらい時間が掛かると実感しました。
疎植への道 心得
その一:根の発育にじゃまな硬い層はしっかりと破壊するべし!!
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