【おいしいお米の条件を知ろう】
@お米に含まれる チッソ(N)・カリウム(K)が少ない
お米には成育時に吸収されたいろいろな成分が含まれていますが、いろいろな成分のうち チッソ(N)とカリウム(K)は少ない方がおいしくなります。
A苦土(マグネシウム(Mg))が多い
お米に含まれるいろいろな成分のうち 苦土(マグネシウム(Mg))は多い方がおいしくなります。
B粘りが強い
お米の主成分であるデンプンを構成しているブドウ糖分子のひとつであるアミロースの含有率が低いほど粘りが強くおいしくなります。また、タンパク含有率も低いほど粘りは強くなります。
【おいしいお米の条件に近づけよう】
全ては土づくりから・・・ (土づくりとは、根の育つ環境を整えることです)
堆肥や稲の成育に必要な成分の施肥だけが土づくりではありません。まずは自分の圃場状態を把握する事から始めましょう。健全な根が育てば養分の吸収力が上がるので作物自体が丈夫になり、結果として肥料や農薬の使用量を減らす事にもつながります。
●土づくりの基本●
1)自分の圃場の作土層を測りましょう。
2)根が十分にはれる様に、十分な作土層を確保しましょう。
3)排水性と通気性を良くしましょう。
4)既成概念からではなく、本当に自分の圃場に必要な肥料を適量投入しましょう。
【正しい施肥】
Q.毎年同じ様に、同じ種類の同じ量の肥料を施肥していませんか?
Q.昨年の収量はいかがでしたか?
Q.昨年収穫したお米は美味しく出来ましたか?
まずこの質問の答えを考えてみて下さい。その答えだけでも自分の圃場に必要な肥料は判断出来ます。
特に、チッソとリン酸は入れ過ぎると次のようなデメリットが有ります。
※チッソが多いと・・・
おいしいお米の条件はチッソが少ないこと。これが多いとおいしくありません。
チッソの施肥は量、時期を加減して行いましょう。特に基肥一発肥料を使用する場合は、配合比率の違うものに替え、施肥時期、施肥量共に調節しましょう。特に成育後期のチッソ過多は食味を落とす要因になります。
※リン酸が多いと・・・
リン酸は水中で鉄分と結合しやすく、いったん鉄分と結合したものは、根に吸収されません。そればかりか必要な鉄分もリン酸と結合する事で吸収できなくなり不足します。つまりムダになる量が多いのです。
リン酸は吸収量が多い方が良いので、まずは土づくりで十分有機物を含んだ土を作って下さい。有機物はリン酸と鉄分の結合をしにくくしますので、吸収量アップにつながります。出来る限り投入したものが吸収されずムダになるのを防ぎましょう。